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No.481 (感想)SPACE BATTLESHIP ヤマト

予想以上に良かった。但し、今一歩足りない。

ども、KOMOです。

公開前から、とりわけキャスト発表時からなんやかんや言われていた宇宙戦艦ヤマトの実写映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観てきました。

まず、言っときます。原作(アニメ)のことは考えるな。

ま、アニメの実写版はどれも当てはまることです。

まったく同じものを作るんならアニメで良い訳で。

実写にするなら実写なりの良さを出せばいいんですが、そう上手くならないのが多いですね。

ですが、全くのダメダメ、原作無視、というわけではありません。

ストーリーは、原作準拠ではあるけども、大幅に変えています。

ざっくり言うと、宇宙戦艦ヤマトと、さらば宇宙戦艦ヤマトと混ぜたようなものです。

キムタクの古代進は、まぁキムタクだった(^^:

古代進としてでなく、キムタクが押し出てきそうなところには、これでもかっってヤマトのBGMが流れますので、観客に無理やりヤマトを観ているんだという感覚を押し付けてきます(笑)。

森雪が今風の女性で、古代進と言い争う仲だったり、そのわりにはコロっと寝返って、こともあろうかワープ中にS●Xなんてしてしまい、ご懐妊するんだなこれが。

ガミラス星人も今風の姿、そして今風の解釈による生命体であり、ガミラスとイスカンダルが表裏一体というのも、斬新な切り口でしたがよかった思います。

話の見せ方は結構うまかったです。説明臭くせず、ストーリーを追っていく中で状況や過去が分かっていく演出は好感が持てました。

かなり端折った演出で、無駄な説明はどんどん飛ばしていくスタイルでした。

話のテンポを折らずにストーリーを進めるためと思いますが、逆にもうちょっと説明というか絵が欲しかったなぁとも感じるとこがありました。

イスカンダルから謎のカプセルが地球に落ちてきて、その中に謎の設計図と星図らしきもの収められているのが話の発端です。

そして、設計図は波動エンジンの設計図であり、そのお陰で朽ちていたヤマトが復活し、波動エンジンとワープ航法技術によって人類は未知の太陽系外に飛び立つことが出来るのでした。

でも冒頭で過去のエピソードとして沖田艦長らがガミラス艦隊でドンパチやっていたんですが、その時点では波動砲のような大火力な兵器もなく、ワープすら出来無い科学力しかなかったんですな。セリフのやり取りでそのあたりは判明するんですが、ちょっと説明不足だと思いました。しかしそんな科学力でどうやって宇宙戦艦を飛ばしていたんだろ。

このような端折った演出が多々あって、ちょっと荒削りな印象を受けました。

根本的なことだけど、ナゼ日本だけがイスカンダルに向かうのか。実写になるととたんにここらへんに違和感というか、疑問が出てくるんですよね。

ヤマト級の戦艦が地球にはもう無いとか、波動エンジンの製造絡みで日本が一番適していたとか。何か説明があるべき。

国連のような記者会見があるけど、司令長官は日本人だし。日本しか生き残ってないの?ならなんで国連軍みたいなマークには英語表記なの?ってアラばかり目立ってしまいました。

ワープ航法の演出があまりにもお粗末。もうちょっとコクピットでの操作風景やら欲しかった。スターウォーズのパクリをしろとは言いませんが、何か目新しいワープの演出が欲しかった。

古代進の友人がヤマトに乗り込んでおり、古代進に所属を訊かれた時に「第三艦橋です」と答えたときは、「あぁ、死亡フラグだ」とモロバレだった(^^;

ドリルミサイル(らしきもの)はクライマックスでの話の展開のためどうしても必要なものでしたが、取り外すのに苦労するシーンなどもうちょっと画面に出して欲しかった。

色々端折っていましたが、クライマックスでは端折るべきじゃなかったと思う箇所が非常に多く、それが残念でしたね。

ガミラスの動力炉を破壊するシーンでは、動力炉が爆発して、そしてガミラス星が爆発するシーンがない。

その爆発のなか、帰還する古代進と森雪が乗るコスモタイガーのシーンがない。

ガミラス星からたった二人で帰還したのに、古代進が多数の犠牲が出たことを乗組員に報告するシーンがない。

ラストのヤマト最期のシーンも味気ない。残った乗組員が敬礼するシーンが欲しかった。

そういや沖田艦長が亡くなったときに佐渡先生には敬礼して欲しかった。

端折るといえば、時間の流れがハッキリしないんだよね。

波動エンジン組み立てからヤマト出発までの期間、それにヤマトが出発してからどれだけ掛かったのかも説明不足。

だからせっかくの沖田艦長の名台詞も、見ているこっちとしては、数日しか経ってないに、という印象を受ける

とまぁ、悪いところを上げればキリがないのも事実。

それでも、キャストは総じて問題ないレベルで、演技も良かった。

沖田艦長を山崎努さんがやっておりますが、いい役者さんです。

寡黙だが信念を貫いて生きているのが伝わったし、持病を患っている演技もウマイ。最後のご臨終の時のセリフもちゃんとあって大満足です。

役者の演技が良すぎて逆に痛々しかった「ゴジラVSスペースゴジラ」でのモゲラを見てご満悦の中尾彬(Gフォース司令官役)とは違って、作品とキャラ・演技がマッチしていました。

キムタクに関しては前述のとおり。ちゃんと演じていましたが、違和感が出てきそうなところはヤマトのBGMでカバー(笑)。

それでも絵になるかっこ良さは大したものでした。波動砲発射のシーンなんて、実写で大真面目にやったらダサっぽくなりがちだと思うんだけど、それがサマになってかっこ良かったのは流石キムタクか。

森雪が黒木メイサなんで、一見合ってなさそうだったけど全体を通してみた後では違和感なかった。

森雪、というかこの映画でのエースパイロット役としてのカッコイイ見せ場とかあって、大胆なキャストのようだけど実はマッチしていました。

柳葉敏郎さん演じる真田さんは、まさに真田さんでした。もう笑えるぐらい。これは100点満点でした。

西田敏行の徳川機関長も意外にも役にハマっておりました。

それと私としては意外にもセットに金を掛けているなぁと感心しました。

艦内通路、部屋、第一艦橋、など割と真剣につくっているようでした。まぁ小奇麗すぎるっていう印象も受けましたが。

機器類がゴチャゴチャしててオモチャっぽいとかありますが、そのへんはアニメのヤマトのオマージュでしょう。それにスター・トレックの戦艦のような洗練されたものじゃない、日本の戦艦っぽさっていうのを表現しているんじゃないかな、と感じました。

そんなわけで、グダグダ書き連ねて来ましたが、観る前に思っていた以上に良かった、でした。

んでわ。

<参考リンク>
SPACE BATTLESHIP ヤマト 公式WEBサイト 主演・木村拓哉
http://yamato-movie.net/index.html

↑どうでもいいけど、なんで公式サイトのタイトルにキムタクの名前を入れるんじゃ??

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