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No.584 (感想)伏 鉄砲娘の捕物帳

ども、KOMOです。

「おおかみこどもの雨と雪」を公開終了ギリギリで観に行きましたが、「伏(ふせ) 鉄砲娘の捕物帳」も観てきましたのでこちらから先にレビューします。

劇場での予告編で知ったぐらいでして、まったくの予備知識なしで観てきました。

映画.com の解説をパクると(^^;、
【直木賞作家・桜庭一樹が、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」に新たな解釈を加えて発表した小説「伏 贋作・里見八犬伝」(文藝春秋社刊)を長編アニメーション映画化。架空の水上都市・江戸を舞台に、孤独な猟師の少女と、人と犬の血を引く「伏(ふせ)」と呼ばれる者たちをめぐる物語が描かれる。祖父と2人で山奥に暮らしていた猟師の少女・浜路は、祖父が他界し、兄を頼って江戸にやってくる。折りしも江戸の城下町では、人と犬の血を引き、人に化けて暮らす「伏」と呼ばれる者たちによる凶悪な事件が続発。そんな中、浜路は犬のお面をかぶった白い髪の青年・信乃に出会う。】
というものでして、文藝春秋が創立90周年を機にアニメ製作に携わり(製作委員会の幹事会社)、スタッフやキャストに気合いの入った作品です。

この手の力(リキ)の入った劇場版アニメってのは往々にして国外で高く評価されるけど国内では評価が低い(または評価が割れる)ので、公開される劇場も少なければ、当然ながら公開期間も短いものです。

この映画も多分そんな感じだろうと勝手に思ったので、早いうちに無理してでも観に行きました。

仕事に早々にケリをつけて(面倒なのは明日に回して^^;)会社を飛び出しました。

テアトル梅田に行ったんですが、意外にも半分ほど席が埋まっており(失礼)、そして女性客やらカップル客が目立ちました。ちょっとビックリ。

第一印象としては「海外受けしそう」ということ。海外配給も視野に入れているのかなぁ。

見始めてすぐに「時代劇の皮を被ったSFアニメだ」って感じました。

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パンフレットを買いましたが、原作小説のことを「大江戸ブレードランナー」って紹介していました。

うむ、やはり元々がそういうイメージなんですね。

前知識なかったんで、思ってたのと違って少しドギマギ。

観終わった直後の感想としては、「悲恋物語かと思っていたらわりとハッピーエンドだった」というのと「泣ける感動作品じゃないけど後味スッキリ」な映画だったなぁということ、そんでもってやはり「一般受けしづらいんじゃないかねぇ」と感じました。

面白くないっていうのではなく、前述のようにパラレルワールドの江戸時代という感じで和洋折衷な世界(=架空世界)なのと、物語の展開が早く、もうすこしキャラの説明を含んだ見せ場があったほうが良かったのと、同じくキャラの内面描写がもう少しあれば分かりやすい(のめり込みやすい)んじゃないかな、と。

「架空世界もの」っていうのなら、桜庭一樹さんの「GOSICK -ゴシック-」も架空のヨーロッパが舞台なので、作家性というか、こればかりは見る人の好みでしょうね。

(だから、「ウソの世界だから云々~」って批判するのはちょっと違うと思う)

アニメファンならOKでしょうが、「アニメはディズニーやジブリぐらいしか見ない」人たちには合わない(敷居が高い)だろうなぁと感じました。

題名にある「鉄砲娘」のとおり、主人公の女の子は猟師でヘンテコな鉄砲を持っているんですが、そのあたりの説明は全くナッシング。

この世界の鉄砲ってこういう形なのかね、と思っていたらそうじゃなかったし。

主人公の兄貴(浪人)は剣の腕が立つんだけど、事前説明がなかったし。

男勝りの主人公が最後には「娘」に成長するんだけど、もうちょっとねぇって感じ。

全体的に人物説明が薄いっていうは、多分わざとと思いますが。

監督さんは宮地昌幸さんで、おそらくは「千と千尋の~ の監督助手」という紹介が大半でしょうが、アニメファンになら「亡年のザムド の監督」といえば、あぁなるほどね・・・とちょっと理解できるのでは?(^^;

私はここ最近、泣けるアニメを立て続けに観てきたので(なのは、まどかマギカ、おおかみこども)、この「伏 鉄砲娘の捕物帳」はめっちゃ感動するものでもないので物足りなさや消化不良を感じてしまいます。そのへんが評価が分かれているところでしょうけど、観終わってスッキリする作品なので良作だと思いますよ。

さて、話変わりまして、原作者の桜庭一樹さんの小説といえば、私は「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」という衝撃的な内容のものが初見でした。

私が買ったのは10年ほど前に富士見ミステリー文庫から出ていたもので、萌え萌えなイラストが表紙を飾り、挿絵も可愛い絵になっており一見すると女の子同士がキャッキャウフフするライトノベルのようですが、社会問題をテーマにしたダークな内容ですので騙されてはいけません。

20121109satou

表紙に騙されて買ったんじゃないんだかねっ!(いやマジで。てゆうか捲ってすぐのページでこの物語の衝撃的な結末が暴露されていますんで。それに惹かれて買ったんですが。)

見た目とその内容が合わないため、角川文庫からはお堅い感じの装丁で今は出版されており、挿絵も無いみたいですね。

富士見ミステリー文庫版は店頭で買うには勇気のいる表紙でしたし(^^; 今では入手困難でレア度が高いです。当然私はこっちのが好きですが(^^;

んで、その後はまったく桜庭一樹さんの小説は読んだことが無かったですが、最近「GOSICK -ゴシック-」というのがアニメ化されましたんで原作小説を少し読んでいるところです。

それでは。

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