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No.594 おおかみこどもの雨と雪、グスコーブドリの伝記

ども、KOMOです。

飯野賢治さん、亡くなられましたねぇ…。42歳という若さでした。

一時はメディアへの露出も高かったですが、セガサターンが終息した頃からあまり見かけなくなりましたねぇ。

最近は、このまえ紹介したミクさんのYMOアレンジアルバムでは、ピアノ奏者として参加されており懐かしい名前だなぁと思っていたので、突然の訃報にはびっくりです。

「Dの食卓」はインタラクティブムービーゲームってんでしょうか?当時としては斬新なゲームで面白かったですが、「エネミーゼロ」の「見えない敵」ってのがホントに見えない(不可視)なエイリアンだったのでちょっと肩すかしでした。
(不可視なモンスターによる殺害で仲間が疑心暗鬼になって結局怖いのは人間の闇の心=見えないもの、っていうのを想像していたので)。

さて、ここんとこ気になる作品のBD/DVDの発売が目白押しです。

もう各所で話題になってると思いますが、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のBDが4/24に発売決定です。

予想以上に早いですねぇ。

さて、最近購入したものでまずご紹介するのは「おおかみこどもの雨と雪」です。

20130222ookami

特典ディスクが付いたBD版を購入。

フィルムがおまけで付いているのですが…、

20130222film

ビミョーだな(^^;

作品の感想については劇場で観たときに書こう書こうと思いつつ、タイミングを逃しました(^^;

まぁ話題作ですので感想はいろんなところで書かれていますので、割愛します(^-^;

さて、もうひとつは「グスコーブドリの伝記」です。

20130222budori

宮沢賢治さんの短いお話が原作です。

宮沢賢治さんの作品ということと、キャラクターを見ればわかるとおり、「銀河鉄道の夜」スタッフによるものです。

劇場に行く暇が取れず見損ねていたので購入しました。

他にも購入したい作品が多かったので、これはDVDにしました(^^;

制作が手塚プロということで大変丁寧な作画です。

見始めてすぐは「あぁやっぱり高画質なBDにしとけばよかったかなぁ」なんて思いました。

ですが、物語が動き出してからは「??」が続き、中盤では「こいつ(主人公)ナニがしたいんだろう」となり、クライマックスに至っては駆け足過ぎて「???」でいきなりエンディング

だいたいどのキャラも声が合っていないような…。キャスティングミスじゃないの??

※クライマックスの下りは震災に配慮して大きくカットしたらしいですが。

宮沢賢治さんの作品は好きで小学生や中学生のころに全集を学校の図書館で借りて読んだので、原作はだいたい記憶にありましたが、こんなストーリーじゃないです。

「大胆な解釈による映像化」ってどこかでキャッチコピーがあったように思いますが、大胆すぎるじゃん!

まぁ、大筋は合っていますよ。

でも原作に比べて方向性は真逆になっています。

銀河鉄道の夜と似たようにわざとしたんだと思いますが、あの世とこの世の描写がいろいろ出てきます。

原作にはこのあたりはありませんし、序盤は何の説明もないので、「押井守の難解な映画を見ているようだ」という気分に(^^;

しかも、千と千尋か?となり、はては浅草十二階なんて出てきて帝都物語か?なんて思ったり(笑)。

都会(イーハトーブ市)が出てくるのですが、もう原作の雰囲気まったくなしと言わんばかりの近代都市で、大友克洋作品か?ってなノリで一瞬スチームボーイを連想しましたよ。

火山活動の観測所なんて超ハイテクコンピューターがある割に日常生活にはコンピューターが出てこない。

でね、コンピューターの画面に何故か英語があるのよ。

それまでさんざん凝ったフォントの文字(アルファベットの形をちょっと変えたやつ)を出しておいて、そりゃないだろって。なんでだろ?

20130222font

50音対応表です。ご参考に。

終盤に近づいてようやく作品世界の構造(あの世とこの世)が分かり、ラストが想像つきましたが、前述のようにバッサリカットしてあるのでポカーンで終わります。

あのラストの演出は宮沢賢治作品らしいとも言えます。ですがそれは文章での表現であって、映像でその通りに表現されてもなぁ…。

原作を大きく変えたのなら「あの世で妹に再会する」というシーンが必要だったんじゃないかなぁ? そのへんをカットしたのかも知れませんが。

ディレクターズカット版が見たかったという感想がちらほらありました。

ラストでいきなり歌が始まるのもなぁ…。

「おおかみおとこ」のほうは歌でしんみり感傷に浸れましたが、こっちはダメでした。

序盤で飢饉のために飢える描写がありますが、顔とか服装に変化がないのがオカシイ。

両親を亡くし、妹とも生き別れになったにも関わらず、全然悲しみを表さないのもちょっと主人公としてどうよ?って感じでした。

それにあっちこっちで数年単位で過ごす主人公が全然成長しない(絵的にも精神的にも)のも「??」な点でした。

で、あらためて原作を読み返したいなぁと思い立ちましたところ、宮沢賢治の作品は青空文庫で無料公開されています。

グスコーブドリの伝記の前作となる、ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記も公開されています。

こちらは未完ながら、グスコーブドリを理解するうえで読んでおいて損はないでしょう。

そんなわけで観終わったあとでの感想としては「まぁDVD版でよかったなぁ」というワケで(^^;

原作に出てくる妹をさらう人さらいに重点を置いてストーリーに深みを持たせ、最後の主人公の行動へとつなげた構成は杉井ギサブロー監督のすばらしい手腕でしたが、しかしながら、なぜこの作品を映像化しようとしたのかとなると「?」を付けてしまいますね。

んでわ。

<参考リンク>

ゲームクリエイター飯野賢治が42歳で急逝
:カレーや落書きの追憶  WIRED.jp
http://wired.jp/2013/02/22/kenji-eno-obituary/

宮沢賢治 グスコーブドリの伝記http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1924_14254.html

宮沢賢治 ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/33195_38118.html

朝日新聞デジタル:ブドリはどうして死んだのか?
- 小原篤のアニマゲ丼 - 映画・音楽・芸能http://www.asahi.com/showbiz/column/animagedon/TKY201207080102.html

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