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No.603 (感想)名探偵コナン 絶海の探偵(プライベートアイ)

これ、コナンじゃなくてもよくね?(挨拶)

ども、KOMOです。

性懲りもなく劇場版のコナンくんを観て来ました。

※先に、ドラゴンボールとドラえもんの映画の感想を書きたかったんですが、あちらは前評判に違わず申し分ない出来だったので後回し。

ここ最近の劇場版コナンくんは今まで散々感想を書いてきた通り、「そりゃないぜ」っていうダメダメが連続しておりゲンナリ気味だったんですよ。

さて、2013年の劇場版、監督は前作(11人目のストライカー)に続き静野孔文。

11人目の~は最近TVで放送してましたのでそのダメダメっぷりが衆人環視に晒された訳ですが、見た人はどうでしたでしょうか?

あれを作ったのと同じ監督ですので、正直ほとんど興味なかったんですが、劇場に足を運びました(^^;

さて、見た直後の感想ですが「監督、改心したのか?」「よくやった!」ということで、(もちろん子供向きアニメですのでアラはありますが)ここ近年のコナン映画では稀に見る良い出来でした!

今作は脚本家が「相棒」シリーズを手がけている櫻井武晴さんということで、この人の手腕が大きのではないでしょうか。

船が舞台(=ちょっとした密室状態)ってことで、水平線上の陰謀と被るんじゃね?と心配していましたが、そんなことはありませんでした。

今回は豪華客船ではなくイージス艦です。

どうやら、ここ近年のガキ向けのダメダメが続いたのが原因かは知りませんが、原作者の青山剛昌さん自らが大人向けのものをと依頼したということで、かなりリアルな内容で複雑なストーリーになっています。

リアルすぎてちょっと子供には難しかったかなぁ?でも多分私を含めて大人は大満足だったんじゃないでしょうか?

よくある殺人事件ではなく、なんと今度は「国防」に関わる話です。

それもお隣の国に関する…(^^; なんともタイムリーな話題。

劇中では「あの国」としか表現してませんが、ちょっと違和感が(笑)。

「あの国の部品が使われていました」的なセリフがありましたが、それも何回も(笑)。あの国って(^^;

それで、ですね。

わたしはTVなど見ていないので毛利小五郎さんを演じるのが小山力也さんに替わってからは劇場版での数回しか見ていませんが、すごく上手くなっていますね。さすが小山さんです。毛利小五郎として違和感が全然ありません。

それに「眠りの小五郎」が久しぶり登場しました。調べてみると劇場版で眠りの小五郎が出てきたのは「14番目の標的」以来の15年ぶりということでした。すげぇな。(てゆうか、オレも歳とったな…)

確かに劇場版として(大人も見るという点では)眠りの小五郎というのは多少ムリのある設定・演出ですが、今回は巧く眠りの小五郎へ持って行っていました。

それに毛利小五郎がちゃんとオトナ、私立探偵していました。

最近の劇場版ではストーリーに関わってこないし、ダメ親っぷりぐらいの演出しかなかったんですが、今作ではアホくさいマトハズレな推理も特になく、「ちゃんと私立探偵として普段は生計を立てているんだな」というぐらい結構真面目に立ち振る舞っていました。

コナン君が服部平次に捜査協力を頼むことで、和葉ちゃんも久しぶりに登場します。

エヴァQで久しぶりにみやむーこと宮村優子の声を聞いたんですが、またまた劇場でみやむーの声が聞けて、しかも結構出番が多くて満足満足。

服部平次は和葉のことが好きなんだなぁとよく分かり、しかも今までもそうですが(演出上のこともありますが)事件の捜索に連れて行くってのがイイですね。

工藤新一はコナンの体になっていて事情が違いますが、ことあるごと蘭を事件から遠ざけようとしてますね。

そして今作でも「何かあったら絶対見つけ出してやる」っていうやり方です。

この辺りも二人の愛する人への接し方の違いが描かれていました。子供は気付かんでしょうが。

ストーリーの展開もムリがなく、オープニング前のアバンがちゃんと後半に生かされていたし、しかも単なる前振りだけではなく、その前にもじつは重要な物事が起きており、アバンはその触りでしか無かったっていう演出はうまかったです。このへんは脚本家の腕ですかね。

それに序盤からアレコレとネタ振りというか、後々これはストーリーに関わってくるなと匂わせるのがあざとくなく上手かったです。(腕時計とか毛利小五郎の名刺とかレーダーの紹介とか)

舞鶴で起こった事件に警視庁が乗り込んできて、会話の中で京都府警とも連携するってあったのに何ですぐ京都府警は出てこないの?っておもったら、京都府警はまず事件周辺の捜査をしてからイージス艦に乗り込んできたという演出が上手かったです。

子供たち(少年探偵団)が事件に絡んでこないのも良かった。あんまり現実的じゃないもんね。でしゃばんなよ。あ、歩ちゃんだけは別ね<バカ

ゲストキャラを柴咲コウさんが演じられていましたが、大変上手でした。コナンの世界に違和感なかったです。

それと、悪い意味ではなく気になったのが背景の描き方。

始まってすぐ違和感を感じたんですが、人物キャラとは明らかに色の塗り方、輪郭の処理、ボカし方が違うんですね。

これはすぐに理由が分かったんですが、イージス艦を描くにあたり3DCGは必須なワケで、コレと違和感をなくすためにすべての背景や物体のタッチを統一させたんですね。うまい処理だなぁとヘンなところに感心しました。

最後になりますが、突っ込みどころはやはりあります。

東京、大阪、京都、京都舞鶴、とアチコチから人が集まってきたりします。

目黒警部早ぇな!どうやって東京から来たんだよ!

阿笠博士や服部平次はアッチコッチ行ったりで、移動距離パネェっすよ!

しかも平次はバイク置いてきたんじゃねぇの?もう一回取りに行くんかいな?

灰原哀ちゃんが阿笠博士の車の中で塗料片の分析するけど、それってガスクロ(ガスクロマトグラフィー)だよね?

なんでそんな設備がそんな超小型で、荷物もたいして積めない博士の車のドコに積んであったんだよ?いつも積んであるの?

博士が平次に哀ちゃんのことを「天才だから」って紹介、雑すぎね? 

物語のラストの要となる電波時計の電波をイージス艦のレーダーでキャッチする、ってのは現実問題どうなんですかね?

電波時計自体からそんなに電波出てんの? 腕時計はあくまでも受信機であって、発信してるの??

それに電波塔からの送信電波のほうが強いだろうに。このへんは専門外なので私は分かりませんが。

エンディング中にストーリーの続きが流れるのも新しい試みでした。

最後のコナンのセリフ「ただの小学一年生さ!」ってのは会話としての面白さ&正体を誤魔化すってのもあるけど、自分に未熟な点があるってのを認めたっていう精神的成長も現しているじゃないかなぁ?考えすぎ?

そんなわけで、ひっさびさにコナンくんで満足できた劇場版でした。

んでわ!

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コメント

始めましてミントです。
こだまさんに戻って来て欲しいですね。

投稿: ミント | 2013年8月25日 (日) 16時39分

今回の映画は、10年ぶりくらいのまともなストーリーの話でしたね。
話は凄く楽しめました。

ただ、やはり監督が分かってない方だなと思いました。
コナンという作品では、あまり人物が感情的になって声を張り上げて叫ぶというのは、ただ作品を幼稚く、安っぽくさせるだけで、味も何も出ないのに、この静野とかいう監督になってからは、毎年毎年無理やり感動させようとするのが、妙に安っぽいと感じます。

やはり、こだま監督が1番味のある作品を作る事ができると考えています。

投稿: ファディ | 2013年5月16日 (木) 14時37分

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受信: 2013年6月10日 (月) 11時11分

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