No.649 (感想)ズートピア
『すごいの観ちゃった!』(鈴木敏夫 談)
ども、KOMOです。
冒頭のセリフは、スタジオジブリの鈴木敏夫さんが、ズートピアを観てスタジオに戻って宮﨑駿さんに言った言葉らしいです。
まさにその通りでした。
こんなのディズニーアニメじゃない!(いい意味で)
感動しました。
アメリカ社会が抱える闇をよくも描き切ったと感動しました。
アメリカの闇って?
ズバリ、差別です。
アニメでよくある、主人公の容姿についての差別とかじゃありません。
人種差別について観客の心をどんどん抉ってきます。
楽しいディズニーアニメを見ていて心が痛むなんて初めてでした。
よくある世間知らずの糞ガキが偉そうなコト言って、なんでか大活躍する糞アニメかと思っていたら全然違っていました。
それにストーリー展開も今までのディズニーっぽくないかな。
連続行方不明事件の裏に隠された秘密・・・って、どっちかというと日本アニメっぽい展開だよ。
マジで良かった。
身の回りで良かった良かったって言ってるから、しゃーねぇなとレイトショーを観に行ったんですが、結構座席が埋まっていてビックリしました。
観終わってから納得。
一言、すごかった。というのが正直な感想。まさに鈴木Pのセリフですよ。
これはブルーレイ買おうかなぁ。
ここで、ちょっと補足説明をしたいと思います。
①主人公のウサギであるジュディは、警察署の受付のチーターから、初見で「かわいい!」と言われます。
ここでジュディはチーターに答えるのですが、
吹き替え版では、見た目で判断されるのは・・・という意味合いのセリフで、まぁ軽く差別発言についての暗喩になっています。
字幕版では、ウサギどうしでかわいいって呼ぶのはいいけど、ほかの動物に言われるのはちょっと・・・、というセリフです。
コレはズバリ黒人差別についてです。
黒人のことを差す蔑称でニガーというのがありますが、黒人同士では「ヘイ、ブラザー」のような日常的な呼び方で使うらしいです。(Wikipediaに書いてあった(^_^;))
黒人同士で使うにはイイけど白人には言われたくない、ということを指しているわけです。
日本では馴染みのないことなので、分かりやすく且つ意味は損なわれずに変更しています。
②ラストでズートピアの歌姫(かな?)ガゼルがステージで歌って踊り、今までのキャラ総出演で踊って幕を閉じます。
このライブでガゼルが「前脚を上げて!」と合いの手を入れます。
字幕版ではこのセリフが英語とスペイン語で交互に言います。
何故かって?ガゼルの声を当てている人がスペイン語を公用語とするコロンビア出身者であり、且つ、ヒスパニックの人たちの周りではいろいろな社会問題が起きているからです。
単なるダンスでの「前脚を上げて」じゃないんですよね。
エンディングの楽しいシーンにおいてでもアメリカの社会問題について訴えているということです。
そんなこんなで、吹き替え版ではその辺りがオブラートに包まれていたり、表現が変わっていたりする部分がちょこちょこあります。
私はオリジナル原理主義者ではありませんので、吹き替え版がダメとは言いません。
吹き替え版で主人公を演じた上戸彩さんは頑張っていましたよ。マトモに聴けるレベルでした。
オリジナル版と比べて・・・という人もいるでしょうが、オリジナルはその国・原語に応じたしゃべり方とかがありますので、そのままの演技が日本語で出来る・通じるかは別問題と思います。
そんな上戸彩さんを、森川智之さん、玄田哲章さん、三宅健太さん、竹内順子さん、といったプロ声優さんががっちり脇を固めています。
そうそう警察署の受付のチーターがサバンナ高橋さんでした。エンドロールみて気づいたぐらいで、演技上手かったですよ。
あと、厚切りジェイソンもチョイ役で出ています。(駐禁切られて怒る人?役です)
冒頭のセリフは、スタジオジブリの鈴木敏夫さんが、ズートピアを観てスタジオに戻って宮﨑駿さんに言った言葉らしいです。
まさにその通りでした。
こんなのディズニーアニメじゃない!(いい意味で)
感動しました。
アメリカ社会が抱える闇をよくも描き切ったと感動しました。
アメリカの闇って?
ズバリ、差別です。
アニメでよくある、主人公の容姿についての差別とかじゃありません。
人種差別について観客の心をどんどん抉ってきます。
楽しいディズニーアニメを見ていて心が痛むなんて初めてでした。
よくある世間知らずの糞ガキが偉そうなコト言って、なんでか大活躍する糞アニメかと思っていたら全然違っていました。
それにストーリー展開も今までのディズニーっぽくないかな。
連続行方不明事件の裏に隠された秘密・・・って、どっちかというと日本アニメっぽい展開だよ。
マジで良かった。
身の回りで良かった良かったって言ってるから、しゃーねぇなとレイトショーを観に行ったんですが、結構座席が埋まっていてビックリしました。
観終わってから納得。
一言、すごかった。というのが正直な感想。まさに鈴木Pのセリフですよ。
これはブルーレイ買おうかなぁ。
ここで、ちょっと補足説明をしたいと思います。
①主人公のウサギであるジュディは、警察署の受付のチーターから、初見で「かわいい!」と言われます。
ここでジュディはチーターに答えるのですが、
吹き替え版では、見た目で判断されるのは・・・という意味合いのセリフで、まぁ軽く差別発言についての暗喩になっています。
字幕版では、ウサギどうしでかわいいって呼ぶのはいいけど、ほかの動物に言われるのはちょっと・・・、というセリフです。
コレはズバリ黒人差別についてです。
黒人のことを差す蔑称でニガーというのがありますが、黒人同士では「ヘイ、ブラザー」のような日常的な呼び方で使うらしいです。(Wikipediaに書いてあった(^_^;))
黒人同士で使うにはイイけど白人には言われたくない、ということを指しているわけです。
日本では馴染みのないことなので、分かりやすく且つ意味は損なわれずに変更しています。
②ラストでズートピアの歌姫(かな?)ガゼルがステージで歌って踊り、今までのキャラ総出演で踊って幕を閉じます。
このライブでガゼルが「前脚を上げて!」と合いの手を入れます。
字幕版ではこのセリフが英語とスペイン語で交互に言います。
何故かって?ガゼルの声を当てている人がスペイン語を公用語とするコロンビア出身者であり、且つ、ヒスパニックの人たちの周りではいろいろな社会問題が起きているからです。
単なるダンスでの「前脚を上げて」じゃないんですよね。
エンディングの楽しいシーンにおいてでもアメリカの社会問題について訴えているということです。
そんなこんなで、吹き替え版ではその辺りがオブラートに包まれていたり、表現が変わっていたりする部分がちょこちょこあります。
私はオリジナル原理主義者ではありませんので、吹き替え版がダメとは言いません。
吹き替え版で主人公を演じた上戸彩さんは頑張っていましたよ。マトモに聴けるレベルでした。
オリジナル版と比べて・・・という人もいるでしょうが、オリジナルはその国・原語に応じたしゃべり方とかがありますので、そのままの演技が日本語で出来る・通じるかは別問題と思います。
そんな上戸彩さんを、森川智之さん、玄田哲章さん、三宅健太さん、竹内順子さん、といったプロ声優さんががっちり脇を固めています。
そうそう警察署の受付のチーターがサバンナ高橋さんでした。エンドロールみて気づいたぐらいで、演技上手かったですよ。
あと、厚切りジェイソンもチョイ役で出ています。(駐禁切られて怒る人?役です)
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